2020東京
タイトル:オリンピック開催に思うこと
7月23日から日本では57年振りのオリンピックが始まりました。紆余曲折がありながら漸く開催に漕ぎつけたという感じです。この開催によりコロナの感染率は高まりを見せ、内閣支持率は下降の様相です。
私見ですが政府は支持率を上げたければ、いっそのこと大会を返上するのが唯一の方法ではなかったかと思っています。IOCへの忖度のしすぎに国民は嫌気がさしているのではないでしょうか。忖度はこの国のお家芸かもしれません。
それはともかくアスリートの活躍と競技に対する情熱、メダルへの思いはそれに触れるたびにやはり感動せずにはいられません。特に格闘技である柔道や、長く体操ニッポンの伝統を受け継いできた男子体操などは魂のレベルで凄いなと日本人であることを月並みですが誇りに思いたくなります。
特に若い力の溌剌とした姿や頑張りに一筋の希望の光のようなものを期待してしまいます。
一方で大会を運営する側の日本オリンピック委員会は見ていられないほどの不祥事の目白押しで、日本の国としての組織の経年劣化を心配してしまいます。
招致に動いた政治家の時代錯誤や認識の甘さは今さら嘆いてみても仕方がないこととはいえ、もう少し日本の国家としての組織力は強かったのではないかと信じていましたが、それがどうも幻であったのではないかと思うのはコロナ対策での政府の対応が後手に回ってばかりいることにも表れているように感じます。
評論家的な分析は意味がないとはいえ、それでも日本が好きなので是非心ある若い世代の勇気に期待したいです。この国のエリートたちに是非立ち上がって欲しいと強く願うものです。
個人的な感動シーンは次の通りです。
○男子体操の団体戦(銀メダル)
→伝統の重みを感じました。先達たちの努力が生きた形です。
○卓球の混合ダブルス(金メダル)
→願いは実現するを地で行ったようです。
○男女柔道チーム(全メダル)
→魂の迫力を感じました。
○野球(金メダル)
→隠れヤクルトファンとしては少し溜飲を下げました。
○ソフトボール(金メダル)
→熱意と情熱に感服。
○バドミントン混合ダブルス(銅メダル)
→メダル全滅を救った二人の努力の積み重ねに拍手。
○閉会式
→57年前の東京オリンピックマーチが流れた時は感激。マンションの窓から花火を確認。2021年の夏の1頁でした。