路線価6年振り下落
国税庁は2021年分の路線価を公表した。全国の平均変動率は前年比マイナス0.5%で、6年振りに下落。新型コロナウイルスによるインバウンド需要の消失や、飲食店への営業自粛・営業時間短縮要請影響で、観光地と商業地で下落傾向が顕著に表れた。
東京では下落率トップは浅草1丁目の雷門通りでマイナス11.9%で、インバウンド需要の消失が響いた。1㎡あたり4272万円で36年連続日本一を記録した銀座5丁目(鳩居堂前)はマイナス7.0%となった。新宿区では新宿通り沿いの新宿駅寄りの地点はマイナス3.6%、地下鉄新宿3丁目寄りの地点はマイナス5.9%となっている。(毎日新聞記事より)
2021年の1月1日現在の路線価の価格を表しており、今年の下半期のオリンピック後の社会的経済的な状況とコロナ禍の収束の程度による地価への影響が注目される。