ヨガと人生

ヨガとの初めての出会いは、第一次ヨガブームの頃、自分が27才の時だったと思います。田原豊道さんの本を読んでヨガに惹かれて先生の講習会に参加したのがきっかけでした。田原先生の印象はその優しい語り口と物腰の柔らかさが特徴的でした。生徒たちは女性が圧倒的に多く、男性陣は少ないのでやや肩身の狭い思いをしたのを覚えています。

その後、世界的にもヨガ人口が増えていって、様々なヨガの形が広がっていきました。この傾向は悪いことではないと思います。ヨガ人口が増加している中で自分に合った形を選択できるのはいいことかもしれません。健康美容といった効果を求めてヨガを実践する人は多いと思います。健康は万人の願いですからいいのではないでしょうか。

自分が今ヨガのレッスンを受けている先生とは、もう約12年位の長さになるでしょうか。確かに健康とかを望んでヨガを始める人は多いかもしれません。ただ自分が長いヨガとの付き合いがあるのは精神的な側面も重要な要素になります。座禅と比較されることはありますが、フィジカルな面もさることながら、メンタルな側面つまり内面的な効果に期待すべきと考えます。

内面の充実心の平安こそがヨガの目的としていいのではないでしょうか。その意味では女性や年寄りのためだけのものではないように思います。内面の充実に加えて健康にも効果があると考えるとヨガに対する印象も違ってくると思います。その意味で今レッスンを受けている先生は本物であり、結果的に長い付き合いになっていると理解できます。